新しい近視矯正法「オルソケラトロジー」
夜るける、朝はずす。⼿術しない近視矯正
オルソケラトロジーは特殊な形のコンタクトレンズをつけて⾓膜の形を変えて視⼒を改善させる近視矯正⽅法です。
⼀⼈ひとりの⽬に合わせた選択されたハードコンタクトレンズを寝ている間につけ、⾓膜の形状を平らに矯正し、光の屈折率を変化させることでピントが合うようにし、⽇中は裸眼でも良好な視界で過ごすことができます。(※効果には個⼈差があります。)
特殊な形のレンズを寝ている間につけて⾓膜を平たくすると、網膜上で焦点を結ぶようになり、ピントが合ってくっきり⾒えるようになります。
お⼦様の近視矯正治療法としてオルソケラトロジーが選ばれています。
夜間の装着のみですので、親の監視下で使⽤できるため安⼼度が⾼く、また⽇中のトラブルがないこと。眼鏡やコンタクトレンズのように、破損やズレの⼼配が全くありません。裸眼ですので、授業に集中でき、体育の時間も煩わしさもありません。またスポーツ時では、眼鏡やコンタクトレンズでは不便に感じる⽅が多いです。オルソケラトロジーであらゆる問題も解消できます。
オルソケラトロジーレンズ使⽤の流れ
オルソケラトロジーレンズは、近視矯正治療を⽬的としていますので、眼科医の処⽅、管理、指導のものでのみ使⽤可能です。眼の健康状態、オルソケラトロジーレンズの使⽤に適しているかの検査を受けていただく必要があります。
- 適応検査&トライアル装用
- オルソケラトロジーレンズの装用に適してい るか、近視の度合いや眼の健康状態を調べます。検査で問題なければ、院内のトライアルレンズを装用していただきます。
- お試し装用【約1ヶ月間】
- 個々の患者様の眼の状態に合わせた専用レンズを装用します。
治療の継続を希望するかを決めてください
- 治療の継続
- お試し装用に満足し、このまま治療を継続する場合は、追加費用の支払いが必要です。
- 定期検査の受診
- 治療を継続している間は、3ヶ月ごとに定期検査の受診が必要です。
※治療を継続しない場合は、専用レンズを返却していただく必要があります。
※治療の継続を希望しても、眼の健康状態などにより、治療を続けられない場合もあります。
オルソケラトロジーの費用
【初年度】治療にかかる費用(税込) | |
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適応検査&トライアル装用 | 5,500円 |
【お試し装用】
★お試しキャンセルの場合…33,000円返金 |
49,500円 |
【治療継続費】
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110,000円 |
その他の費用 | |
レンズの紛失 | 33,000円/1枚 |
2年目以降にかかる費用(税込) | |
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定期検査代 | 3,300円/1回 |
【レンズの定期交換】 ・最低でも2年毎の交換をお勧めしています。 |
33,000円/1枚 |
- 本治療は保険の対象外、自由診療となります。
- 本治療中に、眼科医が必要と判断した場合は、その疾患に対する眼科的治療を受けてください。その際、費用は別途かかります。
- オルソケラトロジーにかかる費用は、医療費控除の申請が可能です。当院から発行した領収書は大切に保管してください。
詳しくは、国税庁のホームページにて確認ください。 - 金額は消費税10%表示です。
オルソケラトロジーのよくある質問
レンズに度数は⼊っていませんが、⾓膜の最終的に矯正される曲率とレンズの内⾯側のカーブがほぼ同じである為、眼を開けたら⾒えます。したがいまして、夜中(装⽤中)に起きても⾒えます。
適切な近視矯正効果を得るためには、個⼈差がありますが毎⽇6時間程度の装⽤が必要です。
オルソケラトロジーの効果が最も良いレンズの安定位置は⾓膜の中央に安定することです。レンズがずれてしまうとオルソケラトロジーの効果が表れません。そのため、伏せて寝る⽅は注意が必要であり、横向きは注意が必要になります。
効果については個⼈差がありますが、治療開始直後(数⽇間)は⻑い時間の効果は得られません。最初は⼣⽅には視⼒が少し落ちる事もあります。
すべての⽅にお使いいただけるわけではありません。使⽤を始める前に、眼科専⾨医が眼の健康状態、近視の度合い、⾓膜の形状などを検査し、使⽤の可否を判断します。オルソケラトロジーガイドラインでは-4.00Dまでの近視あるいは近視性乱視に適応できることが確かめられています。
まず、オルソケラトロジーレンズの装⽤に適しているか、適正検査を受ける必要があります。検査の結果、適していると判断されたら、装⽤開始翌⽇、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、以降は3ヶ月間隔で定期検査を受ける必要があります。効果的な治療はもとより、安全で快適にオルソケラトロジーレンズを装⽤するためにも定期検査は必ず受けるようにしてください。
コンタクトで一時的に角膜の形を変えていますので、コンタクトをやめますと角膜は元の形に戻り、近視の状態になります。しかし、レーシックのように角膜を削ってしまう治療に比べますと、元の形の戻せるという事は良いことかもしれません。
ご心配の通り、今までは感染症による視力低下も報告されてきました。しかし、2019年からコンタクトレンズの消毒にポピドンヨードを使用できるようになりました。ポピドンヨードは白内障などの手術の時に用いる消毒液で、強力な殺菌作用があります。この消毒法が使用できるようになったので、新田眼科ではオルソケラトロジーを採用しました。より安心のため、お子様が小さいうちはぜひご両親が消毒をしてあげて下さい。